ブラウザフィンガープリントとは、端末に保存された情報ではなく、ブラウザ自身の特徴から識別する方法です。サイトはスクリプトで数十のプロパティを読み取り、それらを組み合わせて、再訪時にも変わりにくい値を得ます。
Cookieとの違いは?
Cookieは、ウェブサイトがブラウザに保存を求めるファイルで、削除できます。フィンガープリントは端末そのものの特徴から計算されるため、削除するものがありません。閲覧データを消去したりプライベートウィンドウを開いたりしても、ほとんどはそのまま残ります。
どんな情報が使われる?
- グラフィック:GPUとドライバーがCanvasやWebGLのコンテンツを描画する際の違い
- オーディオ:音声処理に現れるわずかな数値の差
- フォント:インストールされているフォントと、文字の測定結果
- 画面とハードウェア:解像度、ピクセル比、CPUのコア数、メモリの区分
- ソフトウェア:ブラウザのバージョン、オペレーティングシステム、言語、タイムゾーン
何に使われる?
不正対策、ボット検出、アカウントの保護、広告の効果測定などに使われます。同じ技術が、アカウントを守るためにも、サイトをまたいで人を追跡するためにも使えるため、一部の地域では規制されています。
減らす方法は?
- ブラウザを最新に保つ。同じバージョンの多くのユーザーに紛れやすくなります
- フィンガープリント対策が組み込まれたブラウザを使う
- 珍しい拡張機能やフォントは避ける。目立つ原因になります
- 「完全に隠せる」とうたうツールは慎重に扱う。値に矛盾があると、かえって見つかりやすくなることがあります